最近、SNSでも話題になっているAI画像生成。「こんなクオリティの画像が一瞬で作れるの?!」と驚いた経験がある方も多いはずです。でも、いざ使ってみようと思うと「どのサービスを選べばいいかわからない…」となりがち。
よく耳にするChatGPTとGeminiにどんな違いがあってどっちを使えばいいのか。
この記事では2つのサービスそれぞれで生成した画像を比較しながら、料金や使いやすさ、わかりやすく比較!
この記事を最後まで読めばもう迷う必要ありません!
【注意】本記事の内容は2025年9月25日時点の情報です。各社のサービスに進歩・変更が加わる場合があるため、必ず最新内容をご確認ください。
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画像生成のクオリティ
まず気になるのはChatGPTとGeminiそれぞれ生成した画像の違い。
「人物」、「イラスト」、「風景」など、どのように出力されるのか見比べて比較していきましょう!
平等にチェックするために、プロンプト(画像生成の指示内容)はどちらも全く同じ日本語で依頼をしているので、同じプロンプトでどのように違うのか見比べましょう!
人物画像の比較
人物画像は、顔の表情や髪型、服装などの細部がどれだけ自然に描写されるかが重要なポイントです。特に日本語の指示で「20代の女性」や「自然光のポートレート」といった指定をした場合、どの程度リアルに再現できるか、肌や髪の質感、光の表現に差が出やすい分野です。
アニメ風画像の比較
アニメ風画像では、イラストのテイストや鮮やかな色彩などがどの程度意図通りに再現されるかが注目点となります。また、それぞれ公平を期すために、前項目でそれぞれが作成した人物写真をベースにイラストに変更指示をしているので、ベースの写真の要素が保たれていることも大切です。
人物削除&修正の比較
画像生成は画像の修正や変更も可能です。今回は人物の削除、および猫の差し込みを依頼して生成画像に違和感がないかチェックしてみます。こちらも前項目でそれぞれが作成した人物写真をベースに変更指示をしています。
風景画像(自然)の比較
自然風景では、海や山、森など自然物の質感や光の柔らかさが注目ポイントになります。波や雲、木々の描写において不自然なパターンや繰り返しが出やすいため、自然さの表現力が比較対象となります。
風景画像(都会)の比較
都会の風景は、高層ビル群や街路、ネオンなど細かな人工物の描写精度が問われます。車のライトの光跡や窓の光の反射、人のシルエットなど、ディテールをどの程度自然に生成できるかが重要です。
インフォグラフィックの比較
インフォグラフィックとはさまざまな情報を視覚的にわかりやすく図・イラスト・表などでまとめた画像のことを示します。
イラストだけでなく数字や文字を含むため、これまでの画像生成にくらべてより高度な処理能力が求められます。
今回の比較テストではそれぞれにBMIごとの区分とそれぞれのリスクをまとめてもらい、それをインフォグラフィックにしてもらいました。
プロンプト②:上記をインフォグラフィック化してください
比較結果:それぞれの強みと弱み
ChatGPTの強み
- プロンプト処理が正確
プロンプトへの理解能力が高く、指示した内容は正確に対応・反映してくれます。
- 日本語の生成能力が比較的高い
インフォグラフィックの項目で発揮されているように、日本語の文字が比較的精度高く生成可能です。
- 複数の画像サイズに対応
「3:2の画像サイズで作って」などのプロンプトを入力することで、ある程度希望のサイズで作成してくれます。対応していないサイズの場合は生成できません。
ChatGPTの弱み
- 生成完了まで時間がかかる
画像生成依頼から完了まで、体感1~2分程度かかるのでGeminiに比べると大きく生成時間に遅れをとります。
- 画像修正が弱い
画像修正の項目で顕著ですが、画像の差し替えが苦手で、プロンプトに工夫が必要な場合があります。
- AI生成感は否めない
都市部風景の画像生成の項目で顕著ですが、細部のパターンや生成内容がAI画像生成による生成画像であることがわかりやすく、自然な画像を作成したい場合はプロンプトに工夫が必要となります。
Geminiの強み
- 画像生成が高速
画像生成が10~30秒以内に完了するので、とても速いです。
- 生成画像が自然
比較的自然で、AI感の薄い画像を生成可能です。
- クオリティの高い画像
画像焦点により遠近表現など、比較的クオリティの高い画像を生成可能です。
Geminiの弱み
- プロンプト理解が乏しい
「~の画像を作成してください」というプロンプト送信後、「はい、わかりました」とだけ返答したり、画像修正依頼してもまったく修正されずに回答されることが何回かありました。プロンプトを工夫したり、何回かチャレンジする必要がある場合があります。
- 画像サイズは正方形のみ
基本的に生成する画像は正方形のみで、サイズ指定しても反映されません。トリミングするなどの工夫が必要です。一応、サイズ指定できないこともないですがやや面倒です。
- 日本語の生成が不得意
インフォグラフィックの項目で顕著ですが、画像生成で出力した日本語が崩れて読めない場合が多いため、日本語を出力する際は注意が必要です。
比較表まとめ
項目 | ChatGPT(GPT-4o Images) | Google Gemini(Gemini 2.5 Flash Image/Geminiアプリ) |
---|---|---|
無料プランの使用制限 | 3枚/日 | 最大100枚/日 |
有料プランの月額金額 | ChatGPT Plus:$20/月(約3,000円) | Google AI Pro:月額2,900円(日本)/$19.99(米国) |
日本語理解 | 日本語を含む多言語対応(日本語UI/入力OK) | 日本語に正式対応(Workspace/アプリで日本語生成・操作可能) |
サイズ指定 | 「正方形・横長・縦長」の画像サイズ対応。任意ピクセル指定は不可 | 既定は正方形のみ。 |
画像生成完了までの速度 | 最大1分ほどかかる場合あり | 数秒程度 |
結論
どちらも使いやすいので、ぜひ気になった方を使ってみてください。
無料プランの場合はたくさん使えるGeminiが特にオススメ。
気になった方はこちらのURLから使ってみて下さいね。