Stable Diffusion ローカル インストール
2026年4月最新版:WebUI導入から商用利用まで徹底解説
Stable Diffusion 3.5のリリースから約1年半が経過し、エコシステムは大きく変化しました。AUTOMATIC1111 WebUIは事実上のメンテナンスモードに入り、Forge / Forge Neoが実質的な後継として主流化。さらにFLUX.2やQwen-Imageなど新世代モデルが台頭しています。
このガイドでは、2026年4月現在の最新情報に基づき、WindowsでのWebUI導入から商用利用まで完全網羅して解説します。
2026年4月現在の重要な変更点
2025年7月31日:利用規約の重要な変更(継続中)
Stability AIがAcceptable Use Policyを更新し、SD 3.5などのStability AI Core Modelsで性的に露骨なコンテンツ(NSFW)の生成が禁止されています。この変更により:
- Civitai GeneratorでStability AI Core Modelsが利用不可
- R+評価のコンテンツに対するコンテンツ制限が継続実施中
- SD 1.5、SDXLおよびSDXL派生モデルは影響を受けない
- ローカル実行では技術的には可能だが、ライセンス違反のリスク
推奨:NSFW生成が必要な場合は、SD 1.5やSDXL、またはFlux.1 Dev、Qwen-Imageなどの代替モデルの使用を検討してください。
AUTOMATIC1111 WebUIの現状(2026年4月)
AUTOMATIC1111 WebUIはv1.10.1(2024年8月リリース)以降、大きな更新が事実上停止しています。新モデル(Flux、SD 3.5、Qwen-Imageなど)のネイティブサポートは限定的で、現在は以下の選択肢が主流になっています:
- Stable Diffusion WebUI Forge(lllyasviel氏開発)- A1111互換で高速・低VRAM
- Forge Neo / Forge Classic(Haoming02氏メンテ)- Forgeの活発な後継
- ComfyUI – ノードベース、最新モデル対応が最速
- AUTOMATIC1111 – 安定版として使えるが新機能は期待薄
本記事では、従来ユーザー向けにA1111の手順を残しつつ、新規導入者にはForgeを強く推奨します。
2026年の画像生成モデル事情
- SD 3.5: 2024年10月リリース、1年半の実績
- FLUX.2: 2025年11月リリース、プロ品質
- Qwen-Image / Qwen-Image-Edit: 2025年10月〜、Apache 2.0で商用可
- Z-Image: 2025年12月、新興オプション
- SDXLは依然として実用の中心(豊富なLoRA・エコシステム)
商用利用ライセンス(SD系)
- 年間収益$1M未満:完全無料
- 非営利・研究利用:制限なし
- エンタープライズ:別途ライセンス
- 生成物の完全所有権
- Acceptable Use Policyの遵守が必須
2026年4月版システム要件
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 | 理想的な環境 |
|---|---|---|---|
| GPU(NVIDIA) | GTX 1660 Ti 6GB | RTX 3060 12GB / RTX 4060 Ti 16GB | RTX 4090 / RTX 5070 Ti / RTX 5080 / RTX 5090 |
| VRAM | 6GB(SD1.5用) | 12GB(SDXL用) | 16GB以上(SD3.5 / Flux用)、24GB以上(FLUX.2) |
| RAM | 16GB | 32GB | 64GB以上 |
| Python | A1111: 3.10.6〜3.10.11 推奨 / Forge Neo: 3.11 推奨(3.12以降は基本的に非対応) | ||
| ストレージ | 100GB(HDD可) | 500GB(SSD) | 1TB以上(NVMe SSD) |
VRAM効率:Forgeによる大幅改善
Forge / Forge Neoの登場により、ローエンドGPUでも実用的に動作可能になりました:
- Forgeの最適化: 8GB VRAMで30–45%高速化、6GB VRAMで60–75%高速化(SDXL比)
- FP8量子化サポート: 重みを約50%削減
- SD3.5 Medium: 9.9GB VRAMで動作(テキストエンコーダ除く)
- GGUF形式: Fluxを8GBカードで動作可能に
2026年4月時点の推奨構成
NVIDIA RTX 50シリーズ(5070 Ti / 5080 / 5090)はドライバーとツールチェーンが成熟し、現世代の主力として安定動作します。RTX 40シリーズも引き続き有力な選択肢です。FLUX.2やQwen-Imageなど大型モデルを活用するなら24GB VRAM以上(RTX 4090 / RTX 5090)が理想的です。
WebUI インストール手順【Forge推奨 / A1111も対応】
2026年4月時点のバージョン情報:
- AUTOMATIC1111 WebUI: v1.10.1(2024年8月以降更新停滞)
- Stable Diffusion WebUI Forge: SD-WebUI 1.10.1ベース、90日ごとに同期
- Forge Neo(Haoming02氏メンテ): v2.13(2026年2月12日)、活発更新中 ← 新規ユーザーに最も推奨
- すべてSD 1.5、SDXL、SD 3.5、Flux系に対応(Forge系はFLUX.2やQwen-Image系にも対応)
ステップ1:Python のインストール
重要:
- AUTOMATIC1111 → Python 3.10.6 または 3.10.11 を使用
- Forge Neo → Python 3.11 が推奨されています
- Python 3.12以降は基本的に非対応です
# Windows PowerShellで確認
python --version
# 3.10.6 / 3.10.11 / 3.11.x のいずれかが表示されることを確認
- Python 3.10.11またはPython 3.11をダウンロード
- インストール時に「Add Python to PATH」に必ずチェック
- 「Use admin privileges」にもチェック推奨
ステップ3A:【推奨】Forge のダウンロードと初期設定
新規ユーザー、および最新モデル(Flux / SD 3.5 / FLUX.2 / Qwen-Image)を快適に使いたい方はこちら。
# コマンドプロンプトまたはPowerShellで実行
git clone https://github.com/lllyasviel/stable-diffusion-webui-forge.git
cd stable-diffusion-webui-forge
# webui-user.batを編集(必要に応じて)
notepad webui-user.bat
# 起動
webui-user.bat
Forge推奨起動オプション:
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers --cuda-malloc
Forgeは内部で自動的にVRAM管理を行うため、--lowvram や --medvram は通常不要です。
さらに最新モデル(FLUX.2、Qwen-Image、Z-Imageなど)への対応を求める場合は、Forge Neo (Haoming02版)のneoブランチの利用を検討してください。
ステップ3B:【従来手順】AUTOMATIC1111 のダウンロードと初期設定
A1111の資産をお持ちの方、または安定した環境が必要な方向け。
# コマンドプロンプトまたはPowerShellで実行
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
cd stable-diffusion-webui
# webui-user.batを編集(オプション設定)
notepad webui-user.bat
A1111推奨起動オプション(webui-user.bat):
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers --opt-split-attention --enable-insecure-extension-access --api
自動更新設定(オプション):
@echo off
set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers --medvram
git pull
call webui.bat
ステップ4:初回起動
# WebUIを起動(Forge / A1111 共通)
webui-user.bat
初回起動は時間がかかります:
- 依存関係のダウンロード: 10-20分
- PyTorchのインストール: 5-10分
- 合計: 20-40分程度
起動完了後、ブラウザで http://127.0.0.1:7860 にアクセス
商用利用ライセンスガイド【2026年4月版】
2026年4月現在のライセンス状況
Stability AI Community Licenseの下で、多くの用途で無料利用が可能です。
ただし、2025年7月31日のAcceptable Use Policy更新により、Stability AI Core Models(SD 3.5を含む)でのNSFWコンテンツ生成が禁止されています。使用するモデルや用途によって条件が異なるため、必ず最新の利用規約を確認してください。
無料商用利用可能
年間収益 $1M未満の組織・個人
- Stable Diffusion 3.5 全モデル
- 生成画像の完全所有権
- 再販・配布可能
- ファインチューン・LoRA作成可能
- Acceptable Use Policy遵守必須
完全無料利用
研究・非営利・教育用途
- 学術研究・論文発表
- 教育機関での利用
- オープンソースプロジェクト
- 個人的な創作活動
- 研究目的でもAcceptable Use Policy適用
エンタープライズライセンス
年間収益 $1M以上の組織
- 別途ライセンス契約が必要
- カスタムサポート提供
- 大規模運用向け最適化
- SLA保証
安全な商用利用のためのチェックリスト
利用前の確認:
- 年間収益が$1M未満か確認
- 使用モデルのライセンス確認
- Acceptable Use Policy を熟読
- NSFWコンテンツ生成の有無を確認
- 最新の利用規約を読む
運用時の注意:
- 生成物の権利関係を文書化
- 著作権侵害リスクの評価
- 定期的なライセンス見直し
- コンテンツモデレーション体制の構築
- 法務部門との連携
Acceptable Use Policy – 禁止事項(2025年7月31日発効、現在も有効)
- 性的に露骨なコンテンツ(NSFW)の生成【Stability AI Core Models(SD 3.5等)のみ】
- 犯罪、誹謗中傷、ハラスメント
- 未成年者の搾取
- 医療アドバイスの提供
- 法的証拠の作成
- 差別的・有害なコンテンツ
注:SD 1.5、SDXL、SDXL派生モデル、およびFlux.1、Qwen-Image(Apache 2.0)などStability AI以外のモデルは、このNSFW制限の影響を受けません。
2026年4月:推奨モデル比較
| モデル | リリース | VRAM要件 | ライセンス | NSFW生成 | 推奨用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| SD 1.5 | 2022年 | 4-6GB | ✓ 完全無料 | ✓ 可能 | 初心者・軽量環境 |
| SDXL 1.0 | 2023年 | 8-12GB | ✓ 完全無料 | ✓ 可能 | 汎用・高品質(現在も主力) |
| SD 3.5 Large | 2024年10月 | 16GB+ | ✓ $1M未満 | ✗ 禁止 | プロ用途(SFW) |
| SD 3.5 Medium | 2024年10月 | 9.9GB | ✓ $1M未満 | ✗ 禁止 | コンシューマー(SFW) |
| Flux.1 Dev | 2024年8月 | 12-24GB(GGUF化で8GB) | ✗ 非商用 | ✓ 可能 | 高品質・研究 |
| FLUX.2 Dev | 2025年11月 | 24GB+ | ✗ 商用は別途ライセンス | 制限あり | プロダクション品質 |
| Qwen-Image | 2025年10月 | 16GB+ | ✓ Apache 2.0(完全商用可) | モデル次第 | 多言語テキスト描画・商用 |
| Z-Image | 2025年12月 | 検証中 | 要確認 | モデル次第 | 新興オプション |
2026年4月時点の推奨戦略
一般的な商用利用:
- SDXL 1.0が依然として主力
- 制限が少なく、高品質、LoRA・エンベディング最多
- Qwen-ImageもApache 2.0で有力な選択肢
- 文字入り画像ならQwen-Imageが優秀
特定用途:
- SFWコンテンツのみ → SD 3.5 / FLUX.2
- NSFW生成必要 → SDXL / SD 1.5 / Flux.1
- 最高品質(非商用)→ FLUX.2 / Flux.1
- 軽量・高速 → SD 1.5 / SD 3.5 Turbo / Flux Schnell
トラブルシューティング【2026年4月版】
「CUDA out of memory」エラー
原因:GPUのVRAMが不足している
# A1111の場合:webui-user.batに追加
set COMMANDLINE_ARGS=--lowvram --opt-split-attention
# 極端にVRAMが少ない場合
set COMMANDLINE_ARGS=--lowvram --always-batch-cond-uncond --opt-sub-quad-attention
# Forgeの場合:通常は自動管理だが、明示する場合
set COMMANDLINE_ARGS=--always-offload-from-vram
その他の対策:
- 生成解像度を512×512または768×768に下げる
- バッチサイズを1に設定
- 他のアプリケーションを終了
- A1111からForgeへ移行(同ハードで大幅改善)
- GGUF量子化版モデル(Fluxなど)を使用
Python/PyTorchのインストールエラー
原因:Python 3.12以降を使用、またはPATH設定の問題
# Python バージョン確認
python --version
# 3.12以降が表示される場合は3.10.11または3.11を再インストール
# 複数バージョンが混在している場合
py -3.10 --version
py -3.11 --version
解決方法:
- A1111: Python 3.10.11を新規インストール
- Forge Neo: Python 3.11をインストール
- 管理者権限でコマンドプロンプト実行
- アンチウイルスの除外設定追加
- venvフォルダを削除して再起動
RTX 50シリーズでの動作最適化
原因:古いPyTorch/CUDAバージョンとの組み合わせで性能が出ない
# Forge推奨設定(RTX 50シリーズ)
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers --cuda-malloc
# Forge Neoの1-clickインストーラーを利用すると
# Torch 2.9.1 + CUDA 13 + Flash Attention + Sage Attention が自動構成される
解決方法:
- 最新のNVIDIA Studioドライバーに更新
- Forge NeoやForge Classicへの移行を検討
- Sage Attention / Flash Attentionを有効化
拡張機能のインストール失敗
原因:GitリポジトリのアクセスエラーやPython依存関係の競合、またはA1111向け拡張のForge非互換
# 拡張機能ディレクトリの確認
cd extensions
git clone [拡張機能のGitHubURL]
# 手動インストール後にWebUI再起動
対策:
- –enable-insecure-extension-access オプション追加
- 拡張機能を一つずつインストール
- 競合する拡張機能を無効化
- Forgeで動かない拡張はComfyUIのカスタムノードで代替できる場合あり
新モデル(Flux / SD 3.5 / FLUX.2 / Qwen-Image)が読み込めない
原因:A1111 v1.10.1では新モデルサポートが限定的
解決方法:
- Forge / Forge Neoに移行する(最も確実)
- ComfyUIを併用する
- モデルファイルの配置パスを確認(
models/Stable-diffusion/) - テキストエンコーダーや VAE が別ファイルの場合、正しいフォルダに配置
コミュニティサポート(2026年4月版)
問題解決できない場合の相談先:
日本語コミュニティ:
- Stable Diffusion Japan(Discord)
- X(旧Twitter)#StableDiffusion 日本語タグ
- Qiita / Zenn の関連記事
技術的サポート:
- A1111 GitHub Issues
- Forge GitHub Issues
- Reddit r/StableDiffusion
- Civitai コミュニティ
まとめ:2026年4月版Stable Diffusion完全ガイド
エコシステムの転換期
A1111はほぼ静的、Forge系が実質の主流に
モデルの多様化
SDXL / SD3.5 / Flux / FLUX.2 / Qwen-Image
商用利用OK
用途に応じたライセンス選択が鍵
2026年4月時点での重要ポイント
- AUTOMATIC1111はv1.10.1以降ほぼ更新停止
- 新規ユーザーはForge / Forge Neoを推奨
- SDXLは依然として汎用商用の主力
- Qwen-Image(Apache 2.0)が商用用途で台頭
- SD 3.5でNSFW生成が禁止(2025年7月〜継続)
- Python 3.10.11(A1111)/ 3.11(Forge Neo)を推奨
- RTX 50シリーズは十分成熟
- GGUF量子化で8GB GPUでもFlux可能
2026年4月現在、Stable Diffusionを含む画像生成エコシステムは成熟と多様化が進み、用途別にベストな選択肢が明確になっています。
ツール(A1111 / Forge / ComfyUI)とモデル(SDXL / SD 3.5 / Flux / Qwen-Image)を適切に組み合わせ、ライセンスに留意しながら最新のAI画像生成をお楽しみください。
AI EBISU 
